意外と知らない「補助金と助成金の違い」

 テレビ等で最近良く聞く「補助金」や「助成金」と言う言葉。
 「何が違うの?お金はもらえるんだし、名前が違うだけでしょ!」と思われている方も多くいらっしゃいますが、違います。補助金と助成金では全然違うんです!

 では、何が違うか。それは

「助成金」は、「要件」に合致すれば貰えるよ!
「補助金」は、「審査」に合格しなければ貰えないよ!

 と言う部分です。

 持続化給付金は、助成金の一つでした。なので個人事業主様であれば、「2019年以前から事業による事業収入(売上)を得ており、今後も事業を継続する意思がある事業者で、ひと月の売上がコロナ前に比べて50%以上減少している者」と言う要件さえ満たしていれば誰でも貰える。これが助成金です。

 小規模事業者持続化補助金は、その名の通り補助金の一つです。
 補助金となると、要件を満たしていたとしても審査に合格をしない限りお金は貰えない。これが補助金です。
 小規模事業者持続化補助金の他にも、事業再構築補助金やものづくり補助金、業種によって様々な補助金があり、尚且つ申請をする資格があるかどうかと言う「要件」も満たす必要があります。
 補助金は長期に渡って血税で行われている国家事業です。そのため、簡単に「はい!どうぞ!」と言う訳にはいかないんです。

 じゃあ、どうすれば補助金の審査が受かるの?って言う疑問が出てきます。それには「付加価値」と「地域社会に貢献する計画」が、必要となるんです。それらの趣旨に合致しなければ、税金を使わせないよ!と言う事なんです。

 そしてもう一つ。決定的な違いがあります。それは・・・

 助成金は、貰ったお金を何の用途に使っても良いよ!
 補助金は、審査に合格し、申請書に記載した部分の投資にしか使ってはダメだよ!

 と、言う部分です。
 その為、助成金の場合は使い道を事業主様ご本人が選ぶ事が出来ますが、補助金の場合は、計画を立てて、それを審査員がOKを出した箇所以外の部分に使ったお金に関しては補助をして貰えないんです。審査に合格した申請書の内容と違う事でお金を使った場合、最悪取り消しなんてこともあるんです。

 その為、補助金は
「成功するかわからない・・・。でも、今後の事業を更に良いものにするためにチャレンジしたい!」
 と言う方々の背中を押し、投資を促進する事が目的としたものになっています。

 

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