今回は長く続いているコロナウイルスの影響により、疲弊した事業を回復させていこうという内容でお届けいたします。
2年以上続くコロナ禍により、日本だけでなく、世界的に経済が停滞し、物価が上昇、経済がそんな調子なので、残業だのみだったサラリーマンは残業がなくなったり、生活困窮者が増加しています。
最近の政府のコロナ対策は完全に人流を止めるものではなく、コロナと経済をなんとかバランスを保ちつつ、経済への被害を最小限に抑えようとしています。
この機会なので、自分会社、事業を見直してみましょう。中小企業の経営者や個人事業主の方を見ていると、決算書の損益計算書(売上と利益、税金が書かれているもの)ばかりしかみていないように思います。
はっきり言って、それでは会社の本当のところはわかりません。
簡単な質問をします。3分ぐらい真剣に考えてください。
「なぜ会社が潰れる(又は個人事業主なら破産)すると思いますか?」
どうですか?この質問にすぐ答えられる経営者や個人事業主の方はどの程度おられるでしょうか?私の今までの経験からすると、半分未満だと思います。
では、答えです。
「会社(又は個人事業)はお金がなくなると潰れる」です。
当たり前だと言われそうですが、それをわかっていない人が多いです。
現在のお金の状況(資産状況)が知りたければ、決算書は貸借対照表を見なければ分かりません。
損益計算書はある期間の利益、貸借対照表はその時点の資産状況を示しています。これが重要です。これを勘違いし、損益計算書ばかり見ている人が多いです。これを機に貸借対照表にも目を向けるようにしましょう。
さて、「事業を回復させる」についてですが、まず知らなければならないことは、「売上をどれだけ上げたいなら、どれだけの投資をしなければならないか」ということです。どんな商売でも、はじめ必ず投資をしなければ売上は上げられません。
ここから重要なのが「効率」です。つまり、「1円当たりの投資でいくら稼ぐか」ということです。私としましては1円を投資して3円稼げればよいと思っています(士業などの特殊な業種は1円投資したら5円ぐらいは稼ぎたいですかね)
金額が小さすぎてピンとこないと思いますので、もっと金額を大きくして具体的にすると、
・投資額は100万円
・投資の内容は仕入れ、経費(ただし、人件費は除く)です
・300万円売り上げる
と、こんな感じです。
ここからがもっと重要です!
現在「小規模事業者持続化補助金低感染リスク型ビジネス枠」という補助金の申請期間となっています!この補助金はコロナ対策、コロナに影響を受けにくい新しい事業の展開(ECサイト立上げなど)、またコロナを予防するための店舗改装などに使える補助金となっています。この補助金を申請する際には経営計画と事業計画を作る必要があります。その2つの書類は現在の経営状況を分析でき、また市場の動向やニーズ、今後の経営方針など見直せる書類となっています。
ぜひ、申請だけでもすることオススメします!
コロナで疲弊した事業を回復させよう!

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